ロス郊外の国有林が炎上 州知事が非常事態を宣言

AI要約

カリフォルニア州ロサンゼルスの国有林で燃え続ける大規模な森林火災により、数万件の住宅や建物が炎上の危険にさらされている。

猛暑や突風、落雷などの悪条件の中、消防隊員は急峻な地形で消火活動に苦戦している。

カリフォルニア州知事が非常事態を宣言し、避難命令が出されるなど、地区住民は危機的状況にある。

ロス郊外の国有林が炎上 州知事が非常事態を宣言

ロサンゼルス、カリフォルニア州、9月9日 (AP) ― 米西海岸カリフォルニア州ロサンゼルスの東にある国有林で燃え続ける森林火災は、9月8日の時点で山手線の内側より広い70平方キロメートルの草地と牧草地を焼き尽くし、濃い煙が国有林一帯を覆っている。

 連日の猛暑で日中の気温が40℃を超える中、ロスの東方約100キロのサンバーナディーノ国有林で燃え続ける「ライン・ファイアー」と呼ばれる森林火災で、数万件の住宅や建物が炎上の危険に晒されている。

 国立気象局によると、この火災で上空の空気が非常に高温になったため、雷雨のような雲を発生させ、突風や落雷など、より困難な状況をもたらす可能性があるという。

 上空から消火剤を投下するヘリコプターや航空機の支援を受け、600人を超える消防隊員が懸命の消火活動を続けているが、急峻な地形のため作業が難航している。

 このためカリフォルニア州知事は7日、非常事態を宣言し、州道330号線から東側一帯の地区住民に対して避難命令を出した。

(日本語翻訳・編集 アフロ)