ホームで格下パレスチナ相手に無得点ドロー「韓国サッカー死亡」「洪明甫と鄭夢奎はやめろ」 ネット大荒れ W杯最終予選グループB

AI要約

洪明甫氏の韓国代表監督選任に対する批判が高まる中、韓国代表チームがパレスチナとの試合で引き分けたことによりサッカーファンたちが抗議を行っている。

洪明甫監督率いる韓国チームはアジア最終予選でパレスチナと0-0の引き分け。批判は大韓サッカー協会にも及んでいる。

洪明甫氏の選任過程に疑惑が持たれ、韓国サッカー界関係者からも批判が出ている。

ホームで格下パレスチナ相手に無得点ドロー「韓国サッカー死亡」「洪明甫と鄭夢奎はやめろ」 ネット大荒れ W杯最終予選グループB

 洪明甫(ホン・ミョンボ)氏の韓国代表監督選任を巡り批判が相次いだ中、韓国代表チームが「2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米ワールドカップ(W杯)」アジア最終予選グループB初戦で戦力的に劣ると評されているパレスチナと引き分けたことから、怒ったサッカーファンたちが大韓サッカー協会の交流サイト(SNS)公式アカウントなどでこぞって抗議の声を上げている。

 洪明甫(ホン・ミョンボ)監督率いる韓国(FIFAランキング23位)は5日、ソウル・ワールドカップ・スタジアムで行われたW杯アジア最終予選グループB第1戦でパレスチナ(同96位)と0-0で引き分けた。

 この試合にはソン・フンミン=トッテナム=、黄喜燦(ファン・ヒチャン)=ウルバーハンプトン=、金ミン哉(キム・ミンジェ)=バイエルン・ミュンヘン=、イ・ガンイン=パリ・サンジェルマン=ら海外組の選手も多数投入されたが、無駄だった。

 パレスチナと引き分けたことを伝える大韓サッカー協会の公式インスタグラム投稿には、わずか20分で3000件以上のコメントが寄せられたが、その大半が同協会を批判する内容だった。

 ファンらは「韓国はいつから、今戦争をしているような国とこのように危なっかしい試合をするようになったのか」「韓国のサッカーは死んだ」「(更迭された)クリンスマン(前韓国代表監督)の時と何が変わったのか」「洪明甫、鄭夢奎(チョン・モンギュ)=大韓サッカー協会会長=辞任しろ!」「ホームでこれだったら、アウエーでアラブ諸国にどうやって勝つんだ?」などと激高している。

 この日、韓国代表チーム応援団「レッドデビルズ」はスタジアムで、「韓国サッカーの暗黒時代」「ピノキ洪(ホン=ウソをつくと鼻が伸びるピノキオとの語呂合わせ)」「大韓サッカー協会のやつらは大嫌い」「選手は一流、会長は=?」など、洪明甫監督、大韓サッカー協会、そして鄭夢奎会長を非難する横断幕を掲げた。また、両チームの国歌演奏後には太鼓の音に合わせて「鄭夢奎、出て行け」と声をそろえて叫んだ。試合前の両チーム選手・監督紹介時は、洪明甫監督の紹介が電光掲示板に出るやブーイングが巻き起こった。

 大韓サッカー協会はユルゲン・クリンスマン前監督の更迭後、5カ月間にわたり新しい監督を探していたが、今年7月に洪明甫氏を代表監督に選任した。この過程で、複数の外国人監督が韓国代表監督就任を望んでいたのにもかかわらず、明確な理由もなく洪明甫氏を選任していたことが明らかになった。

 韓国代表監督を選ぶ大韓サッカー協会戦力強化委員会で委員を務めた元韓国代表の朴柱昊(パク・チュホ)氏は「洪明甫監督の選任過程に問題があった」と暴露した。その後、李栄杓(イ・ヨンピョ)、朴智星(パク・チソン)、李同国(イ・ドングク)、李天秀(イ・チョンス)ら洪明甫監督と同じ時期に代表選手を務めていた韓国サッカー界関係者らも公の場で批判した。

キム・ミョンイル記者