米SEC、格付け大手6社に4900万ドル強の罰金 情報管理に不備
米格付け大手6社が情報管理規則違反で合計4900万ドル以上の罰金支払いに同意した。
通信内容の管理・保全に不備があり、従業員のテキストメッセージやメッセージアプリの利用に関連した罰金が科された。
罰金の支払い額はムーディーズとS&Pグローバルが2000万ドル、フィッチ・レーティングスが800万ドルなどである。
[ワシントン 3日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は3日、ムーディーズやS&Pグローバル・レーティングなど格付け大手6社が情報管理規則に違反したと同委に指摘された問題で、総額4900万ドル強の罰金支払いに同意したと発表した。
6社とも通信内容の管理・保全に著しい不備があったことを認めたという。
SECは主に従業員のテキストメッセージや「ワッツアップ」などメッセージアプリの利用に関連し、通信内容の保管を怠ったとして数十社に罰金を科してきた。
3日の発表によると、ムーディーズとS&Pグローバルがそれぞれ2000万ドル、フィッチ・レーティングスが800万ドルを支払い、保険格付け会社AMベストは100万ドル、HRレーティングス・メキシコが25万ドル、保険格付け会社デモテックは10万ドルを支払う。