お腹の赤ちゃんが死ぬ…不妊治療で双子を妊娠したガザの妊婦「恐怖と苦悩の67日間の記録」

AI要約

ガザで避難生活を送るパレスチナ人女性スーマヤのいちばんの願いは、お腹のなかにいる双子を安全に出産することだ。ところが、イスラエル軍の攻撃が激化するなか、彼女は空爆と医療崩壊の危機に直面する。

ガザには妊娠している女性が約5万人いるが、その大半は戦争が始まって以来、妊婦健診を受けられていない。

何とか病院にたどりつけたとしても、混みあう院内で不衛生な環境に耐えながら、診察を待つ長い列に並ばなければならない。

妊娠後期を迎えたスーマヤが、床に使い古しのマットレスを敷いて横たわっている。戦争前は近所の薬局で買えた薬が手に入らず、出産に備えることが難しい状況にある。

妊娠後期に差し掛かったタイミングで、軍の地上作戦が拡大することを恐れているスーマヤは、赤ちゃんを産む不安に襲われている。

お腹の赤ちゃんが死ぬ…不妊治療で双子を妊娠したガザの妊婦「恐怖と苦悩の67日間の記録」