タイのデジタル通貨給付、一部は現金で配布へ=首相

AI要約

タイのペートンタン首相は、デジタルウォレット計画を修正し、一部を現金で配布することを明らかにした。

政府は、スマートフォンのアプリを通じて5000万人に1万バーツを配り、地元で使用可能にする計画だが、現金配布の詳細は未定。

デジタルウォレットの実施は第4・四半期に予定されており、一部の専門家は財政的に無責任だと批判しているが、当局者は財政規律を守る意向。

タイのデジタル通貨給付、一部は現金で配布へ=首相

Panarat Thepgumpanat

[バンコク 3日 ロイター] - タイのペートンタン首相は3日、4500億バーツ(131億ドル)規模の「デジタルウォレット」計画を修正し、一部を現金で配布すると明らかにした。

詳細は調整中で、議会での政策声明で発表する予定と述べた。

政府はこれまでスマートフォンのアプリを通じて5000万人に1人当たり1万バーツ(292ドル)を配り、6か月以内に地元で使えるようにするとしていた。

このうちどれだけの額が現金で配布されるかは明らかでない。

デジタルウォレットは第4・四半期に実施する予定だが、エコノミストや中央銀行総裁経験者は財政的に無責任と批判している。当局者は財政規律を守ると表明している。