トルコの「無課金おじさん」 自身の射撃スタイルを商標登録申請

AI要約

トルコの射撃選手が自身の射撃スタイルの商標登録を申請

商標登録目的は無許可の商業利用を防ぐこと

射撃スタイルがSNSで話題となりさまざまな商品やポーズに影響

トルコの「無課金おじさん」 自身の射撃スタイルを商標登録申請

 パリ・オリンピックの射撃・混合エアピストルで、ラフなTシャツ姿で出場し「無課金おじさん」として話題を呼んだトルコの銀メダリスト、ユスフ・ディケチュ選手が、自身の射撃スタイルの商標登録を申請した。AFP通信が報じた。無関係の人に商標登録され、商業利用されるのを防ぐのが目的だという。

 報道によると、本人の知らないうちに多くの商標登録の申請が出されていることがわかり、自身で申請することを決めた。ほかの申請は却下されたという。

 ディケチュ選手はゴーグルなどの装備をつけず、片手をポケットに突っ込んで狙いを定めるスタイルがSNS(ネット交流サービス)で話題となった。X(ツイッター)では、ソーシャルゲームで装備にお金をかけない人になぞらえて「無課金おじさん」と名付けられ、一時トレンド入りした。

 トルコではディケチュ選手をモチーフにしたマグカップなどの記念品が発売されたほか、英国のサッカー・プレミアリーグでは、得点を決めた際にディケチュ選手の射撃スタイルをまねたポーズを取った選手もいた。

 ディケチュ選手は8月、AFPの取材に対し、自身の射撃スタイルについて「身体を安定させ、バランスを取るためにやっている。それ以上のことは何もない」と述べていた。【カイロ金子淳】