韓国で「段差を上る車いす」開発 車輪には自在に形を変える“世界初の技術”

AI要約

韓国の研究機関が開発した特殊な車いすが、障害物に合わせて形を変える車輪を使用している。

車輪は階段や岩などの障害物に当たると、表面の硬さが変わる世界初の技術を使用しており、高さ18センチの階段も乗り越えられる。

少子高齢化が進む韓国では、この技術の実用化に期待が寄せられている。

特殊な車輪を使って段差などを上ることができる車いすを、韓国の研究機関が公開しました。車輪には、障害物に合わせて自在に形を変えることができる「世界初の技術が使われている」ということです。

人形を乗せた二輪の車いすが階段を上っていきます。よく見ると、階段の角に合わせて車輪部分が形を変えているのが分かります。この車輪は韓国政府の研究機関が開発したもので、内部は蜂の巣状の構造をしています。

研究チームによりますと、階段や岩などの障害物に当たった際に、車輪の表面の硬さが変わるという「世界初の技術が使われている」としていて、高さ18センチの階段も上ることができるということです。

韓国では少子高齢化が進んでいて、こうした研究の実用化に期待する声もあります。似たような仕組みをもった車輪の研究は各国でも進められていて、実用化が急がれています。