小林さん、雪辱ならず引退表明 ホットドッグ早食い 米

AI要約

米国で「ホットドッグ早食い王」として知られる小林尊さんと因縁のライバル、ジョーイ・チェスナットさんのホットドッグ早食い決戦が行われ、チェスナットさんが自己ベストを更新して勝利した。

小林さんは敗れ引退を表明し、15年ぶりの直接対決では雪辱を果たすことができなかった。

チェスナットさんは小林さんに感謝を表し、小林さんも試合に賭けた一戦でリタイアを決意した。

 【ラスベガス時事】米国で「ホットドッグ早食い王」として知られる小林尊さん(46)と因縁のライバル、ジョーイ・チェスナットさん(40)のホットドッグ早食い決戦が2日(日本時間3日早朝)、ネバダ州ラスベガスで開かれ、チェスナットさんが自己ベスト(76個)を更新する83個を平らげて勝利した。

 2009年以来15年ぶりの直接対決だったが、前回敗れた小林さんは雪辱を果たせず、引退を表明した。

 「(小林さんの愛称)コービ」「ジョーイ」。双方の応援に駆け付けた人々の声援で、会場は熱を帯びた。制限時間は10分。「イート(食え)」の掛け声でスタートすると、チェスナットさんが徐々に小林さんを引き離した。今回は、のみ込みやすくするためにホットドッグのパンを水に浸したり、ソーセージと分けて食べたりすることが禁じられた。公正さを確保するため小林さんが提案したもので、自身は67個の自己新記録を達成した。

 チェスナットさんは「小林さん無しでは成し遂げられなかった」と感慨深げ。小林さんは試合後の動画で「負けたから悔しくて戦いたい気持ちもあるが、この1試合に賭けてきた。これでリタイアしたい」と語った。