今秋のマカオは平均気温高く降水量平年並みから多めに…気象台

AI要約

マカオ地球物理気象局は、今秋のマカオの天気予報を発表しました。平均気温は高めで、降水量も平年並みから多めになる見込みです。

秋季のマカオは、主に夏と冬の季節風の変わり目であり、暑さから始まり清涼な天候へと移り変わる可能性があります。

最新の観測データからは、太平洋赤道域の海面水温が低下し、秋季にラニーニャ現象が発展する可能性があると報告されています。

今秋のマカオは平均気温高く降水量平年並みから多めに…気象台

 マカオ地球物理気象局(気象台)は8月30日、今秋(2024年9~11月)のマカオの天気について、最新モデル予報を総合し、平均気温は高め、累計降水量については平年並みから多めになるとの予測を発表。

 同局によれば、秋季のマカオは主に夏と冬の季節風の変わり目にあたり、シーズン初期には北西大西洋の亜熱帯高気圧が中国南部をカバーする影響で暑くなる可能性があり、これが東や南へ退いた後、大陸性高気圧からの弱い寒気の影響を受け、より清涼で乾燥した天候となり、降雨量も徐々に減少する見通しとのこと。

 なお、世界気象機関(WTO)のガイドラインに基づき計算されたマカオの秋季の正常気候範囲は24.4~24.8℃、累積降水量は228~371ミリという。

 このほか、最新の観測データから、すでに太平洋赤道域の中・東部の海面水温は平年並みに低下し、ENSO(エルニーニョ南方振動)中性状態に転じており、モデル予測を総合して秋季にかけてラニーニャに発展する可能性があるとした。