中国で空前のブーム 「世界最大室内スキー場」が上海に誕生 日本企業YONEXが「スノボ」で挑戦

AI要約

中国の上海に「世界最大の室内スキー場」がオープンし、日本企業が挑むウインタースポーツ市場に注目が集まっています。

施設は巨大で、総面積9万平方メートルに16種類のアトラクションがあり、ウインタースポーツだけでなく楽しめる内容も豊富です。

中国ではウインタースポーツの人気が高まり、この施設のオープンで年間を通じて雪遊びが楽しめる環境が整えられています。

中国で空前のブーム 「世界最大室内スキー場」が上海に誕生 日本企業YONEXが「スノボ」で挑戦

まもなく中国の上海に「世界最大の室内スキー場」がオープンします。

急成長する中国のウインタースポーツ産業、そしてその巨大マーケットに挑む日本企業を取材しました。

8月も終わろうとしているのに、日本と同じく厳しい暑さが続いている中国・上海。

そんな上海で28日、日本のメーカーYONEXが、「スノーボード」の店をオープンさせました。

(Q. YONEXのスノーボードを中国に売り込む自信は?)

【YONEX中国スノーボード営業部 大塚幸博部長】「十分あります!」

でも、真夏になぜスノーボードなのでしょうか?

実はこのショップができたのは、「世界最大」を誇る室内スキー場の一角。総工費およそ1400億円をかけて完成しました。

【沖本有二特派員】「施設に一歩足を踏み入れると、東京ドーム2個分の広大な銀世界が広がっています!」

総面積9万平方メートル、気温はいつもマイナス3度から4度に保たれていて、ウインタースポーツはもちろん、16種類のアトラクションなども楽しめます。

そして、難易度別に4本のコースが用意されているゲレンデ。

今回、日本のメディアとして初めて、コースを滑る許可を得て撮影しました。

【沖本特派員】「滑りごたえがあって、上海にいるとは全く思えません」

最長滑走距離は460メートルと、自然のコースよりは短めですが、上級コースは最大斜度26度と、室内とは思えない迫力です。

さらに…。

【沖本特派員】「おー、けっこうスピード出る。あ、え?え?え?おー!」

タイヤに乗って雪道を滑るだけなのに、けっこう怖いアトラクション「涼険輪胎」や、

【沖本特派員】「あ、滑るんだ、回らないよ、え?どういうこと?どういうこと?どういうこと?おっとっとっとと…これは〇▼※★!!」

巨大なボールの中で回るのかと思ったら、滑り降りるアトラクション「大空球」も。

【上海耀雪置業有限公司 汪輝 副総経理】「この施設があれば、スキーや雪遊びで遠くへ行く必要がなくなります。しかもオールシーズン営業で1年中、雪で遊べます」

中国では、おととしの北京冬季オリンピックをきっかけに空前のブームが到来していて、昨シーズンにウインタースポーツを楽しんだ人は、実に4億人を超えました。