「安全靴で蹴られた」学生が語る韓国・企業連携プログラムのある場面

AI要約

学生が大学と中小企業の連携プログラムで暴行を受けたと主張。プログラム参加中に代表から暴行を受けたと息子の父親が報告。

代表は従業員に暴言・暴力を振るう一方、警察の調査に対し軽く足を上げただけだと主張。父親も代表を暴行容疑で告訴、代表は不退去容疑で反訴。

事態は警察介入や会社訪問に至り、代表が暴力行為を否定。企業は中小企業ながら大統領賞を受賞した実績がある。

「安全靴で蹴られた」学生が語る韓国・企業連携プログラムのある場面

【08月25日 KOREA WAVE】韓国の大学と中小企業が連携したプログラムに参加していた学生が、企業の代表から暴行を受けたと主張している。JTBC「事件班長」が20日、20代の息子を持つ父親からの情報として伝えた。

父親によると、息子は専門大学校生で今年3月初めから学校の企業連携プログラムを通じてある中小企業で働いた。プログラムは8月末まで企業の寮に住み込みで働き、実務を学ぶことで学業の単位が認められるものだ。

ところが6月12日の深夜、息子から「会社の代表に殴られた」と電話があった。その日の朝礼後、ゴミ箱を片付けて外に出た際、代表が安全靴を履いたまま脇腹を蹴ったという。

また、代表は他の従業員に向かって「お前らの目玉をくり抜いても労災処理だけすれば済む。金さえ払えばいい」と暴言を吐き、頭突きしたり襟首を掴んだりしたという。息子は他にも代表が従業員に灰皿を投げつけるのを見たとも主張した。

父親は会社を訪れ、防犯カメラの確認を申し出たが、代表は拒否した。父親が警察の介入を示唆すると、代表は「もはや客ではない」と言って乱暴に会社から追い出した。

父親は暴行の疑いで代表を告訴したが、代表は逆に父親を不退去容疑で訴えた。

警察の調べに対し、代表は「蹴ったのではなく、軽く足を上げただけ。従業員を教育するのは当然のことだ」と主張している。この企業は今年、大統領賞を受賞した中小企業だという。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News