「映画のまち」太秦を世界に 仁和寺でスタートアップのビジネスコンテスト

AI要約

京都の世界遺産「仁和寺」で開催された、スタートアップ企業向けのビジネスコンテストにアメリカからも政府関係者が参加。

イベントは、京都府が映画産業をリードする拠点へ発展させる取り組みの一環として行われ、太秦を世界的な映画産業の拠点にすることを目指す。

アート空間茶室を提案したamulapoが優勝し、日本とアメリカでの映画産業の連携強化が期待されている。

「映画のまち」太秦を世界に 仁和寺でスタートアップのビジネスコンテスト

スタートアップ企業に限定したビジネスコンテストが京都の世界遺産「仁和寺」で開かれ、アメリカからも政府関係者らが来日しました。

 イベントは、「映画のまち」として発展してきた京都・太秦を映画産業などで世界をリードする拠点へと成長させることを目的とした京都府の取り組みの一環として実施されました。

 2回目となる今年は、世界遺産の「仁和寺」を舞台に、58件の応募から選ばれた6社がプレゼンに臨みました。

 優勝したのは、禅や茶道の精神と宇宙体験を融合させた「アート空間茶室」を提案した「amulapo」です。

株式会社amulapo 松広航さん

「このピッチ(プレゼン)に向けて想いを強めてやっていたので、本当にこういった形でつながることができてすごくうれしいです」

イベント主催者 和田亮一さん

「とにかく、日本でしかできない、京都でしかできないピッチイベントをやりたいなと。集まった登壇者の人たちのレベルも高いので、京都で何かが生まれるということを期待しています」

 イベントには、アメリカで「南部のハリウッド」とも呼ばれるジョージア州の政府関係者や映画関係者ら10人も参加し、日本との連携強化に期待を寄せていました。

米ジョージア州 ジェームズ上院議員

「京都が映画産業でさらに発展してほしいです。ここ(京都)にはすでに創造性も才能もあります。ここからともにビジネスを作っていく必要があります」