拉致問題解決へ日本と協力強化 北朝鮮に外の情報広める 韓国統一相

AI要約

韓国の金暎浩統一相が北朝鮮による日本人や韓国人の拉致問題解決に向け、日本政府との協力強化を示唆。

統一省が脱北者調査で日本人拉致被害者情報を収集、日本政府との共有計画を発表。

尹錫悦大統領が北朝鮮住民に韓国文化や外部情報を伝える戦略「統一ドクトリン」発表、北朝鮮への情報流入重要性を強調。

 【ソウル時事】韓国の金暎浩統一相は22日、ソウルで外国メディアと記者会見し、北朝鮮による日本人や韓国人の拉致問題の解決に向け、日本政府との協力を強化する方針を示した。

 「日本人拉致被害者の情報が確保されれば、日本政府と共有する計画だ」と説明した。

 統一省は4月、脱北者を対象に行っている調査に、「北朝鮮で日本人拉致被害者を見たことがあるか」という質問項目を加えていた。

 尹錫悦大統領は今月15日、北朝鮮の住民らに自由な韓国の姿を知らせ、統一への希望を抱かせる戦略「統一ドクトリン」を発表した。金氏は「北朝鮮住民の外部情報への欲求は非常に高い」と述べ、北朝鮮に韓国文化や外の情報を流入させる重要性を強調した。