韓国の猛暑、市民の生活に深刻な影響…熱帯夜の記録更新

AI要約

韓国では猛暑が続き、市民生活に深刻な影響が出ている。暑さによる苦労や疲労が広がっており、室内で過ごす人が増えている。市民の暑さへの苦しみや対策について、様々な声が上がっている。

暑さが和らぐ兆候はなく、熱帯夜の記録も更新中。気象庁は雨の予報を出しているが、暑さを和らげることは難しいとされている。

市民の中には、外出が困難な状況に直面している者もおり、生活や仕事に支障をきたしている。暑さによる疲労感や不便さがピークに達している。

韓国の猛暑、市民の生活に深刻な影響…熱帯夜の記録更新

【08月21日 KOREA WAVE】猛暑が続く韓国で市民生活に深刻な影響が出ている。ソウルに住む26歳の就職活動中の女性は「家の前に出るのも怖くてコーヒーもデリバリーしている」と話す。彼女は「エアコンを使わないと5分で汗だくになる」と語り、生活のほとんどを室内で過ごすと述べた。また、料理をする力もなく、週に3回はデリバリーを利用しているという。

18日の午後、日が沈むころになっても猛暑が続いた。二十四節気の一つ「処暑」(8月22日)が迫るが、暑さが和らぐ気配はない。気象庁によると、今週中に降雨がある予報だが、33度を超える暑さを和らげることは難しいとされている。

市民の疲労もピークに達している。ソウルの26歳の会社員は「先日、外で卒業写真を撮った。10分もたたずに服が汗でびっしょりになった」と述べた。

大学生の23歳の女性はあまりの暑さに予定を次々とキャンセルした。「5分立っているだけで首筋や額、胸が汗でびっしょりになる」といい、手ぬぐいを常に持ち歩くという。バイト先のコーヒーショップは暑さのせいで客が常に混雑しているという。

室内で働く職員も猛暑に苦しんでいる。ソウル・光化門(クァンファムン)で働く49歳の会社員は「忙しくて日曜日も出勤したが、会社の喫煙所が閉鎖されており、100メートル歩くのに1キロのように感じた」と話す。

また、連日の猛暑により、熱帯夜も記録を更新中。ソウルや釜山(プサン)では気象観測史上最長の熱帯夜が続いており、ソウルでは28日間を記録している。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News