「次期総理が誰でも大きく影響されない」日韓関係について韓国メディア
岸田総理の自民党総裁選挙不出馬表明に関して、韓国メディアは日韓関係には影響なしと報じる一方、次期総理による影響を懸念する声もある。
一部の政治家には保守支持を受ける可能性があり、選挙結果を注視する必要がある。なお、岸田総理や尹大統領の相性が失われ、日韓関係が再び冷え込むリスクも指摘されている。
特に北朝鮮への対応において、日米韓3カ国の協力構図に悪影響を及ぼす懸念がある。
岸田総理の自民党総裁選挙への不出馬表明について、一部の韓国メディアは「日韓関係には大きな影響はない」と報じています。
連合ニュースは外交関係者の話として「日韓関係は改善されているので、次期総理が誰でも大きく影響されない」と伝えています。
そのうえで「総裁選への出馬が取り沙汰される一部の政治家には保守からの支持を受ける人もいて、選挙結果を見守らなければいけない」と一定の警戒感も示しています。
一方、文化日報は「バイデン大統領に続き、岸田総理も退任することで日米韓3カ国の協力の構図に悪影響が出ることが懸念される」と論評しました。
北朝鮮への対応を念頭にしたものとみられます。
また、通信社「ニュース1」は「関係改善の核心だった尹(ユン)大統領と岸田総理の相性も失われることになり、日韓関係が再び冷え込む可能性がある」と伝えています。