越境攻撃、目的は東部戦線支援 ロシア領占領に「関心なし」 ウクライナ
ウクライナ外務省報道官は、ウクライナへのロシア軍の越境攻撃について狙いを説明した。
ウクライナはクルスク州獲得に関心がないと述べ、後方支援の困難化を目指す。
ウクライナ軍はロシア軍の攻撃に対抗し、クルスク州に兵員を送り込んでいる。
ウクライナ外務省報道官は13日、ロシア西部クルスク州への越境攻撃について「(ウクライナ東部)ドネツク州へのロシア軍増援部隊の移動を阻止し、後方支援を困難にすることで、前線を支援する」のが狙いだと説明した。
「ウクライナは他国民の資産を必要としておらず、クルスク州獲得に関心はない」と述べた。ロイター通信が伝えた。
ゼレンスキー大統領はこれより先、ロシア軍が6月以降、クルスク州からウクライナに対し2000回以上の攻撃を仕掛けてきたと指摘。ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、数千人規模の兵員を同州に送り込み、約1000平方キロを押さえたと主張している。