シリアの米軍基地にドローン攻撃、米軍要員ら軽傷

AI要約

シリアの米軍基地がドローン攻撃を受け、軽傷者が出た。

基地施設に被害があったが、犯行声明はない。

中東情勢が緊迫しており、イラクやシリアでの攻撃が続発している。

シリアの米軍基地にドローン攻撃、米軍要員ら軽傷

(CNN) シリアにある米軍基地が9日、ドローン(無人機)による攻撃を受け、米軍と米主導多国籍軍の要員数人が軽傷を負った。米国防当局者らが10日に語った。

同当局者によれば、軍要員は煙を吸い込むなどして治療を受けたが、重傷者はいなかった。一部は頭を打って検査を受けている。何人かが別の医療機関へ運ばれた。

基地の施設は少なくとも1カ所、被害を受けた。犯行声明は出ていないという。

5日にはイラク駐留米軍基地にロケット弾2発が撃ち込まれ、米兵5人と民間業者の2人が負傷していた。

中東では最近、イスラム組織ハマスのハニヤ政治局長の暗殺をめぐり、イランがイスラエルへの報復を宣言するなど、緊張が高まっている。

イラクとシリアでは昨年10月から今年1月にかけ、イラン系武装勢力によるとみられる米軍要員への攻撃が150件あまり続発。米兵3人が死亡したヨルダンでのドローン攻撃に対し、米軍が大規模な報復攻撃を実施してからは、いったん沈静化していた。