バンクシー、4日連続で新作 動物題材、解釈飛び交う 英首都

AI要約

正体不明の路上芸術家バンクシーの新作がロンドンで4日連続で登場した。それぞれ動物が描かれており、そのテーマについて様々な意見が飛び交っている。

ヤギやゾウ、サル、オオカミなどが描かれ、特に断崖のヤギや鼻を伸ばすゾウには社会的メッセージが込められている可能性があると言われている。

バンクシー自身が作品と認めているが、具体的な説明はなく、ネット上では様々な解釈が出されている。

バンクシー、4日連続で新作 動物題材、解釈飛び交う 英首都

 【ロンドン時事】正体不明の路上芸術家バンクシーの新作が、ロンドンに8日まで4日連続で登場した。

 いずれも動物が描かれており、そのテーマを巡ってさまざまな意見が飛び交っている。

 最初に登場したのはヤギ。住宅の壁の出っ張りを断崖に見立て、下をのぞく絵が5日見つかった。翌6日には、窓から鼻を伸ばして向かい合う2頭のゾウ。7日は鉄道高架橋の壁面に手や尻尾でぶら下がる3匹のサル。そして8日には屋根の衛星放送用アンテナに、空に向かってほえるオオカミが描かれていた。アンテナは公開後間もなく、男らに持ち去られた。

 バンクシーはインスタグラムで自身の作品と認めたが、説明を付けていない。これまでの多くの作品に社会的テーマが込められているため、英メディアによると、ネット上などで「断崖のヤギは人類が絶滅の危機にひんしているさまだ」「最近の極右暴徒を野生の動物に例えている」などの解釈が示されている。