<パリ五輪>金メダルを取るやいなや…韓国人師匠にお辞儀をしたタイの「テコンドー女王」

AI要約

2024年パリオリンピックで金メダルを獲得したタイのテコンドー選手が、韓国人師匠に感謝の気持ちを伝える。

タイが五輪2連覇を達成し、パニパクは現役最後の大会を美しく終えた。

パニパクは長年チェ監督から学び、チェ監督はテコンドー精神をタイに移し植えるために尽力してきた。

<パリ五輪>金メダルを取るやいなや…韓国人師匠にお辞儀をしたタイの「テコンドー女王」

2024年パリオリンピック(五輪)で金メダルを獲得したタイのテコンドー選手が、韓国式のお辞儀で韓国人師匠に感謝の気持ちを伝えた。パニパク・ウォンパナトキ(27、タイ)は8日、フランス・パリのグラン・パレで行われたテコンドー女子49キロ級決勝で、郭清(中国)を2-1で下し優勝した。東京に続いて五輪2連覇を達成したパニパクは、試合直後、チェ・ヨンソク・タイ代表監督の前に駆けつけ、お辞儀をした。さらに、一緒にタイ国旗を振りながら喜びを満喫した。全種目を通じてタイが五輪2連覇を達成したのは今回が初めてだ。

パニパクは「現役最後の大会を美しく終えられるように導いてくれた監督に感謝を申し上げる」として「タイに私の体育館があるので、テコンドーを学びたい方はいつでも来てください」と話した。パニパクは2016リオ五輪で銅メダル獲得後、引退を悩んだが、チェ監督の説得で気を変え、五輪2連覇を達成した。

チェ監督は2002年からタイのテコンドー代表チームを率いており、パニパクはチェ監督から13年間学んだ一番弟子だ。チェ監督は2006年、タイ王室勲章と最優秀指導者賞を受賞するなど、これまで数多くの賞勲を受けた。昨年の国際オリンピック委員会(IOC)のインタビューでは、「タイはムエタイの本場だが、五輪種目であるテコンドーの国際競争力は足りなかった」とし、「テコンドー宗主国出身として、タイにテコンドー精神を移し植えるという心構えで務めた」と明らかにした。