バングラデシュ縫製工場、稼働再開 ファーストリテ取引先など

AI要約

バングラデシュの大規模な反政府デモの影響で稼働停止を余儀なくされていた縫製工場が操業を再開

衣料品はバングラデシュの輸出の90%を占め、迅速なフル稼働再開が期待される

ハシナ首相の辞任を求めるデモが続き、警官隊との衝突で約300人が死亡。ハシナ氏は5日辞任し、国外に脱出

バングラデシュ縫製工場、稼働再開 ファーストリテ取引先など

[ダッカ 7日 ロイター] - バングラデシュの大規模な反政府デモの影響で稼働停止を余儀なくされていた同国主要産業の縫製工場が7日、操業を再開した。

衣料品はバングラデシュの輸出の90%を占め、迅速なフル稼働再開が期待されている。

ファーストリテイリング、スウェーデンのH&M、英マークス・アンド・スペンサー(M&S)と取引するウルミ・ガーメンツの首都ダッカにある縫製工場も稼働を再開。ただ工場長によると、稼働停止によってこれら3社との取引で220万ドル相当の損失が発生したもよう。

H&Mはロイターに対し、取引先の工場の稼働は徐々に再開しているとし、バングラデシュ国内の安定化に向けた措置を歓迎するとコメントした。

バングラデシュでは7月以降、ハシナ首相の辞任を求める大規模デモが続き、警官隊との衝突などで約300人が死亡。ハシナ氏は5日辞任し、国外に脱出した。