【2024米大統領選】献金が爆増！ 民主党カマラ・ハリス氏がティム・ワルツ氏を副大統領候補に指名で（海外）

ティム・ワルツ氏が副大統領候補に指名されると、民主党は3時間で660万ドル（約9億5800万円）を集めた。

ワルツ氏は最初の資金集めで、自身の進歩的な政策と教師としての経歴を強調した。

複数のビリオネアやテック業界のリーダーたちがすでに、ワルツ氏への支持を明言している。

中西部出身のミネソタ州知事ティム・ワルツ氏は、その堅実な魅力で大金を集めている。11月に迫ったアメリカ大統領選で、民主党からの候補指名を確実にしているカマラ・ハリス副大統領がワルツ氏を自らの副大統領候補として発表した数時間後には、ハリス陣営に寄付が殺到した。

ハリス副大統領がワルツ氏を選んだというニュースが午前9時過ぎにもたらされると、一気に寄付が集まった。9時から12時の間に民主党系の献金サイト「アクトブルー（ActBlue）」は660万ドルを集めたとポリティコが報じている。

オンラインのアクトブルー・トラッカーによると、午後2時半までの24時間で民主党は1700万ドル近く集めている。

ハリス陣営は、元教師でフットボールのコーチでもあった自身の経歴を強調した、ワルツ氏からの最初の献金を呼びかけるEメールを送信した。

「学校の初日のような気分だ」と書かれたそのメールは、受信者に25ドルの寄付をお願いするものだ。また、共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領とその副大統領候補のJ・D・ヴァンス氏を「変な人」 ── これはワルツ氏が考え出した、今やお決まりの悪口 ── と呼び、ワルツ氏が知事としてこれまで取り組んできた進歩的な政策を強調した。

ハリス副大統領は選挙キャンペーンを開始して以来、1日で8100万ドルを集めて、24時間で集めた金額の記録を更新するなど、献金にまつわるさまざまな記録を塗り替えている。7月には3億1000万ドルを集めていて、Z世代やミレニアル世代からの献金が大きく増えている。

ハリス副大統領は草の根の寄付の多さをアピールしているが、ビリオネアや実業界のリーダー、シリコンバレーの大物からの支持も得ている。リンクトイン（LinkedIn）の共同創業者リード・ホフマン氏や、ビリオネアの起業家マーク・キューバン氏も発表直後からワルツ氏を支持している。