アジア株、軒並み上昇 日銀副総裁が早期利上げに否定的見解

AI要約

アジア株式市場は急落から回復し、日経平均株価も上昇した。

内田真一・日本銀行副総裁の発言が影響し、日経平均やTOPIXが続伸。

日銀の金融緩和継続の見通しと、円安ドル高の動きが見られた。

アジア株、軒並み上昇 日銀副総裁が早期利上げに否定的見解

香港(CNN) アジアの株式市場は7日、軒並み上昇して終了した。5日に歴史的な急落を記録していた日経平均株価も、内田真一・日本銀行副総裁の発言を受けて続伸した。

日経平均は寄り付き後に2.5%下落したが、終値は前日に比べ1.2%高。

さらに幅広い銘柄を対象とする東証株価指数(TOPIX)も2.3%高となった。

韓国株は前日比1.8%高、香港株は同1.3%高、台湾株は同3.9%高で取引を終えた。

日銀は先月31に政策金利の引き上げを決め、さらなる利上げを示唆していたが、内田氏は7日、北海道函館市での講演で「市場が不安定な状況で利上げをすることはない」「当面、現在の水準で金融緩和をしっかりと続ける必要がある」と発言した。

この発言を受けて円安ドル高が加速し、一時1ドル=147.77円まで進んだ。