韓国総合株価指数 大幅反発で始まる=2500を回復

AI要約

6日の韓国株式市場ではKOSPIとコスダックが急反発し、KOSPIは4.47%高の2550.58となっている。

前日にはKOSPIとコスダックが急落し、サーキットブレーカーが発動されたが、この日はサイドカーが発動されるほどの買いが集中した。

反発の理由は、韓国株が「売られ過ぎ」状態にあるという判断から投資家の買いが増えたことが挙げられる。

韓国総合株価指数 大幅反発で始まる=2500を回復

【ソウル聯合ニュース】6日の韓国株式市場で、総合株価指数(KOSPI)は大幅に反発して始まった。前日比91.79ポイント(3.76%)高の2533.34で寄り付き、午前9時28分現在は109.03ポイント(4.47%)高の2550.58となっている。

 KOSPIの前日の終値は前営業日比234.64ポイント(8.77%)安の2441.55で、1日の下落幅としては過去最大を記録した。

 新興企業向け株式市場コスダックの指数も前日に11.3%安と急落したが、この日は37.39ポイント(5.41%)高の728.67と700台を回復している。

 KOSPIとコスダックはいずれも取引開始と同時に急反発し、午前9時6分に買い呼び値の効力を5分間停止する「サイドカー」が発動された。 

 KOSPIで買いに関するサイドカーが発動されたのは2020年6月16日以来4年2か月ぶりで、コスダックでは昨年11月16日以来9か月ぶり。

 前日にKOSPIとコスダックの暴落で売りに関するサイドカーと取引を一定時間停止する「サーキットブレーカー」が相次いで発動されたのとは対照的な動きとなった。

 この日の反発は、韓国株が「売られ過ぎ」の状態に入ったという判断により、投資家の買いが集中した結果と分析される。

 キウム証券の研究員は「前日の過度な下落の分、テクニカルな反発はあり得る」とした上で、米国の経済指標、米連邦準備理事会(FRB)の対応、円の対ドルレートなどの要因に注目する必要があると説明した。