金総書記が対米関係に言及「対決が我々の結論」 核戦力の構築進む

AI要約

金正恩総書記が北朝鮮の新型戦術弾道ミサイルの発射台250台を部隊に引き渡す式典でアメリカとの対決を強調し、核戦力構築の指示を出したことが報じられた。

式典では娘の姿も約3カ月ぶりに公開され、ミサイル発射台の設置が境界地域に行われ、韓国や在韓米軍へのけん制が狙われているとみられる。

金総書記は対話と対決の選択肢を挙げつつも、我々の結論は対決であり、さらなる核戦力の構築を進めるよう指示している。

金総書記が対米関係に言及「対決が我々の結論」 核戦力の構築進む

 北朝鮮メディアは、金正恩総書記が式典での演説でアメリカとの関係について「対決が我々の結論」と述べたと報じました。

 5日付の朝鮮労働党の機関紙は平壌で4日、新型戦術弾道ミサイルの発射台250台を部隊に引き渡す式典が行われ、金総書記が出席したと伝えました。娘・ジュエ氏の姿も約3カ月ぶりに公開されています。

 演説ではアメリカとの関係に言及し、「対話も対決も選択肢になり得る」とする一方で、「徹底的に準備すべきなのは対決だというのが我々の結論だ」として、核戦力の構築をさらに進めることを指示しています。

 ミサイル発射台は境界地域に配置され、「重要軍事活動を担当することになる」としていて、韓国や在韓米軍をけん制する狙いがあるとみられます。(ANNニュース)