「野党候補の勝利」 中南米4カ国相次ぎ表明 ベネズエラ大統領選

AI要約

中南米4カ国の野党連合候補がベネズエラ大統領選で勝利を主張

CNEはマドゥロ大統領の再選を発表するも、結果に疑義が持たれる

アルゼンチンやウルグアイなど中南米各国がゴンサレス氏の勝利を支持

 【サンパウロ時事】アルゼンチンなど中南米4カ国は2日、7月28日に行われたベネズエラ大統領選について、野党連合候補の元外交官ゴンサレス氏が「勝利した」と相次いで表明した。

 ベネズエラの中央選管に当たる全国選挙評議会(CNE)は反米左派マドゥロ大統領「当選」と発表したが、結果の詳細を公表していない。当選を否定する動きが米州で広がりを見せている。

 CNEは2日、マドゥロ氏の得票率を約52%と発表。約43%のゴンサレス氏を上回ったとし、マドゥロ氏の当選を再確認した。しかし、事前の世論調査や出口調査ではゴンサレス氏圧勝だったため発表に疑義が生じており、野党陣営は各投票所から入手した得票数を根拠に同氏が当選者だとアピールしている。

 アルゼンチンのモンディノ外相は2日、X(旧ツイッター)にゴンサレス氏勝利は「疑いようがない」と投稿。ウルグアイのパガニニ外相も「ベネズエラ国民の意思が尊重されることを期待する」と書き込んだ。エクアドルとコスタリカもゴンサレス氏の勝利を認めた。