ハマス指導者ハニヤ氏、カタールに埋葬 後継候補は報復示唆

AI要約

イランの首都テヘランで殺害されたハマス最高指導者の遺体がカタールで埋葬され、ハマス幹部はイスラエルに対する闘争を強化する決意を表明した。

埋葬式で後継者が報復を示唆し、パレスチナの自由のための戦いを強調した。

ハニヤ氏は実利主義的と見なされ、息子や孫も過去にイスラエル軍の攻撃で亡くなっている。

ハマス指導者ハニヤ氏、カタールに埋葬 後継候補は報復示唆

Tala Ramadan Jana Choukeir Nidal al-Mughrabi

[ドバイ/カイロ 2日 ロイター] - イランの首都テヘランで殺害されたイスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏の遺体が2日、拠点としていたカタールで埋葬された。ハニヤ氏の後継者とみられるハマス幹部のハレド・メシャル氏は埋葬式で、イスラエルに対する闘争の決意は一段と固くなったと述べ、報復を示唆した。

ハニヤ氏はイラン新大統領の宣誓式に出席するために訪れていたテヘランで7月31日に殺害され、1日にテヘランで大規模な葬儀が行われた。2日にはカタールの首都ドーハのモスクで儀式が行われ、遺体はルサイル市の墓地に埋葬された。

埋葬式でメシャル氏は、ハニヤ氏の死を受けパレスチナの自由のために戦い続ける決意は一段と固くなったとし、「パレスチナの地にシオニスト(イスラエル)の居場所はない」と述べた。

パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとの戦闘が激化する中、ハニヤ氏は国際外交の場でハマスを代表。ハマス内の強硬派と比べ、実利主義的と見なされていた。

ハマスによると、ハニヤ氏の息子3人と孫4人は4月にガザ地区に対するイスラエル軍の空爆で死亡した。