中南米・カリブ、雇用最大5%にAIと自動化の脅威=ILO・世銀

AI要約

国際労働機関(ILO)と世界銀行は中南米・カリブ地域の雇用の2─5%が人工知能(AI)の脅威と完全自動化のリスクにさらされていると報告

特に女性や若年労働者の公式な経済部門の仕事が生成型AIに代行されるリスクが高い

一方で、AIは都市部や教育、公式部門、高所得者層での生産性向上の可能性も示唆されている

中南米・カリブ、雇用最大5%にAIと自動化の脅威=ILO・世銀

Juana Casas

[サンティアゴ 31日 ロイター] - 国際労働機関(ILO)と世界銀行は31日、中南米・カリブ地域の雇用の2─5%が人工知能(AI)の脅威と完全自動化のリスクにさらされているとのリポートを公表した。

特に公式な経済部門で働く女性と若年労働者の仕事が生成型AIに代行されるリスクが高いという。

ただ、「デジタルインフラのギャップやその他の不平等がこの地域における生成型AIの潜在的な影響を妨げる可能性がある」とも指摘した。

中南米・カリブ地域全体では雇用の26─38%が生成型AIにさらされ、何らかの形で影響を受ける可能性があるという。

一方で、AIが恩恵をもたらす面もあると指摘。特に都市部、教育、公式部門、高所得者層の雇用の8─14%で生産性が向上する可能性があるとした。