ユーザックシステムとWEEL、生成AIエージェントを活用した「受注業務AIエージェント」のPoCサービスを提供

AI要約

ユーザックシステム株式会社と株式会社WEELが共同で「受注業務AIエージェント」のPoCサービスを提供開始

新しいRAG技術と生成AIエージェントを活用し、受注業務の自動化を実現

人手不足や業務の属人化解消を目指す取り組みとして、受注業務AIエージェントを構想

ユーザックシステムとWEEL、生成AIエージェントを活用した「受注業務AIエージェント」のPoCサービスを提供

 ユーザックシステム株式会社は7月31日、株式会社WEELとともに、最新のRAG(Retrieval Augmented Generation)技術と生成AIエージェントを活用した「受注業務AIエージェント」のPoCサービスを提供開始すると発表した。

 受注業務AIエージェントは、RPAでの業務自動化が困難だった、「イレギュラー対応」「人が判断しなければならない部分」について、RAG技術と生成AIエージェントを用いて自動化を実現する。これにより、受注業務の属人化の解消と業務の効率化を最大化することが期待できるとしている。

 ユーザックシステムでは、同社が20年来取り組んでいる受注業務効率化の課題は、RPA「Autoジョブ名人」によりかなりの部分が自動化され、生産性も向上していると説明。しかし、一部では「得意先や担当者ごとに対応が違う」「処理には人の判断が必要」など、暗黙知的な作業が残り、属人化に縛られている現状があるという。

 さらに、昨今の人手不足は業務に顕著に影響し、受注業務をはじめとするバックオフィス業務を担う人材確保が危機的状況にあるとしている。

 こうしたことから、受注業務の自動化ノウハウを有するユーザックシステムと、生成AIエージェントを提供するWEELで、受注業務の効率化はもとより、人手不足と属人化解消の切り札として「受注業務AIエージェント」を構想し、PoCサービスの提供を開始する。

 PoCサービスでは、WEELのRAG技術と生成AIエージェントを活用し、受注業務の中の「非定型業務」をAIが学習し、人の判断と同じような業務が可能になるよう、アウトプットの検証をする。

 ユーザックシステムは、受注業務自動化の実績を生かし、受注業務によくある「得意先ごとの出荷ルール」「出荷単位の変更」など、さまざまなケースの想定や自動化に適したデータ形式など、ノウハウを提供する。

 ユーザックシステムとWEELでは、PoCサービスの利用企業を8月1日から募集する。