「全体主義国家で生活してきたから民主主義的な原則が見えないんですか?」 共に民主チェ・ミンヒ委員長が脱北者の与党議員に暴言

AI要約

最近、脱北者を見下す発言をした韓国与党議員に物議が醸され、国会で議論が巻き起こる。

論争の中心は、国会委員長の「脳の構造発言」と、「免責特権を乱用した人民裁判」とのやり取りに発展。

議論の結果、委員長は謝罪し、除名要求決議案を提出するなど、国会内外で波紋を広げている。

「全体主義国家で生活してきたから民主主義的な原則が見えないんですか?」 共に民主チェ・ミンヒ委員長が脱北者の与党議員に暴言

 【TV朝鮮】(アンカー)

 最近、野党・共に民主党所属の鄭清来(チョン・チョンレ)国会法制司法委員長と共に、チェ・ミンヒ科学技術情報放送通信委員長の発言が物議を醸しています。チェ・ミンヒ委員長は今回、脱北者を見下す発言をして物議を醸しました。脱北者全体をばかにしているとの批判が高まるや、チェ・ミンヒ委員長は謝罪しました。与党・国民の力はチェ・ミンヒ委員長に対し国会議員除名決議案を推進することを決めました。チェ・ミンヒ委員長がどんな発言で物議を醸したのか、イ・チェリム記者が詳しくお伝えします。

 (記者リポート)

 (チェ・ミンヒ /国会科学技術情報放送通信委員長)

 「李真淑(イ・ジンスク)候補者の脳の構造がおかしいという私の判断、そして発言を維持します」

 韓国放送通信委員会の委員長候補となった李真淑(イ・ジンスク)氏に対するチェ・ミンヒ委員長の「脳の構造発言」に対して、国民の力所属のパク・チュングォン議員が「免責特権を乱用した人民裁判だ」と指摘すると、チェ委員長はパク議員の出身地に言及して反論しました。

 (パク・チュングォン /国民の力所属議員)

 「免責特権を乱用した一人の人間に対する深刻な人身攻撃、名誉毀損(きそん)、集団攻撃、人民裁判ではないかと思います」

 (チェ・ミンヒ /国会科学技術情報放送通信委員長)

 「あのですね。全体主義国家で生活してきたから、民主主義的な原則が見えないんですか? 人民裁判という表現を使うなんて、あり得ないでしょ?」

 パク・チュングォン議員は脱北者で、2009年に韓国に来ました。

 チェ・ミンヒ委員長は与党議員の抗議にもひるみません。

 (崔炯斗〈チェ・ヒョンドゥ〉 /国民の力所属議員)

 「これはひどい暴言ではありませんか?」

 (チェ・ミンヒ /国会科学技術情報放送通信委員長)

 「ここは大韓民国の国会です」

 当事者のパク・チュングォン議員が「全体主義国家でも首を横に振る国会運営だ」として謝罪を要求し、韓東勲(ハン・ドンフン)国民の力代表も批判に加わるや、チェ・ミンヒ委員長は1時間半後に謝罪しました。

 (チェ・ミンヒ /国会科学技術情報放送通信委員長)

 「傷ついたとおっしゃるなら、その点についてもおわびします。パク・チュングォン議員にあらためて心からおわび申し上げます」

 国民の力ではチェ・ミンヒ委員長に対する除名要求決議案を提出することにしました。

 前例がないほど長引いた李鎮淑候補の聴聞政局について、「人身攻撃的な暴言ばかりが残った」という批判の声も少なくありません。TV朝鮮、イ・チェリムがお伝えしました。

(2024年7月29日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)