レバノン首都を報復攻撃 イスラエル、ヒズボラ司令官標的

AI要約

イスラエル軍がゴラン高原へのロケット弾攻撃に対する報復として、ベイルートでヒズボラの責任者を標的に空爆を実施。

ヒズボラはベイルート南部に影響力を持ち、イスラエルとの戦闘激化が懸念される状況。

27日の攻撃では12人が死亡、ヒズボラは関与を否定。イスラエル国防相はヒズボラの異例の行動を批判。

 【エルサレム共同】イスラエル軍は30日、同国占領地ゴラン高原に対するロケット弾攻撃の報復として、レバノンの首都ベイルートで攻撃の責任者を標的に空爆を実施したと発表した。親イラン民兵組織ヒズボラの司令官殺害を狙ったとみられる。レバノンメディアによると空爆で女性1人が死亡、複数が負傷した。イスラエルとヒズボラの戦闘激化が懸念される。

 ヒズボラはベイルート南部に影響力を持つとされる。ゴラン高原にあるマジダルシャムス村への攻撃は27日にあり、子どもら12人が死亡。ヒズボラは関与を否定しているが、イスラエル国防相はX(旧ツイッター)で、ヒズボラは越えてはならない一線を越えたと指摘した。