インド南部ケララ州で土砂崩れ、死者57人 数百人が孤立

AI要約

南インドのケララ州で大規模な土砂崩れが発生し、少なくとも57人が死亡。救助作戦が展開され、約1000人が被災。激しい雨の中、被害の全容が把握できず、救助活動が難航している。

南アジアでは豪雨と土砂崩れによる被害が相次ぎ、インフラが破壊される事態が続いている。

インドのモディ首相が被災者に見舞いの言葉を送り、死者の遺族に20万ルピー、負傷者に5万ルピーの見舞金を支給すると発表。

インド南部ケララ州で土砂崩れ、死者57人 数百人が孤立

(CNN) インド南部ケララ州で大規模な土砂崩れが起き、当局者らによると少なくとも57人が死亡した。

ケララ州首相の報道官が30日、CNNに語ったところによると、同州ワヤナド地区に救助隊と消防隊が出動し、大規模な救出作戦を展開している。

州政府の閣僚はCNNに、負傷者が約100人、被災者は約1000人に上るとの見方を示し、救助に全力を尽くしていると語った。

州災害対策当局の責任者によると、村の橋が崩壊して住民250人が孤立し、軍要員が派遣された。道路に倒木やがれきが散乱し、出動は難航しているという。

現場では激しい雨が続き、被害の全容はまだ把握できていない。荒天の中でヘリコプターも送り込まれたが、さらに停電が発生するなど悪条件が重なっている。

南アジアではここ数カ月、豪雨と土砂崩れで多数の死者が出たり、何百万人もの住民が避難し、インフラが破壊されたりする事態が相次いでいる。

インドのモディ首相はX(旧ツイッター)への投稿でワヤナド地区の土砂崩れに言及し、被災者に見舞いの言葉を送った。

首相府は死者の遺族に20万ルピー(約37万円)、負傷者に5万ルピーの見舞金を支給すると発表した。