北朝鮮ハッカー集団、世界的サイバー活動 軍事機密狙い=米英韓が警告

AI要約

北朝鮮のハッカー集団が核兵器開発プログラム支援のためにサイバースパイ活動展開

軍事機密を盗み出そうとするハッカー集団が防衛・エンジニアリング企業を標的とする

米英韓が共同で勧告を発表し、日本やインドを含む世界中の産業への脅威を認識

北朝鮮ハッカー集団、世界的サイバー活動 軍事機密狙い=米英韓が警告

[ロンドン 25日 ロイター] - 北朝鮮のハッカー集団が同国の核兵器開発プログラムを支援するため、世界的なサイバースパイ活動を展開し、軍事機密を盗み出そうとしている。米・英・韓国が25日、共同勧告を発表した。

勧告によると、「アナドリエル」もしくは「APT37」と呼ばれるハッカー集団が、戦車や潜水艦、海軍艦艇、戦闘機、ミサイルやレーダーシステムの製造業者を含む多岐にわたる防衛・エンジニアリング企業のコンピューターシステムを標的としたサイバー攻撃もしくは、侵入していると指摘。米英韓の企業だけでなく、「日本やインドを含む世界中のさまざまな産業分野にとり継続的な脅威」という認識を示した。

米連邦捜査局(FBI)、米国家安全保障局(NSA)とサイバー機関、英国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)、韓国国家情報院(NIS)が共同で勧告をまとめた。