「クビだ」トランプ節も全開 ハリス氏VSトランプ氏“激化”

AI要約

ハリス副大統領の演説や支持率の上昇、トランプ前大統領の激しい攻撃が描かれた記事。

ハリス氏は若者や女性を中心に支持を伸ばし、バイデン大統領からバトンを受け取ったことが強調されている。

トランプ前大統領は個人攻撃を繰り返し、ノースカロライナでの支持者集会でハリス氏を非難している。

「クビだ」トランプ節も全開 ハリス氏VSトランプ氏“激化”

米大統領選が激化しています。若者や女性の支持を伸ばすハリス副大統領。

対するトランプ前大統領は、いよいよ「トランプ節」全開です。

大統領選からの撤退表明後、初めての演説です。

バイデン大統領

「前進するためには、バトンを新しい世代に渡すのが最善だと考えた」

そのバトンを渡されたカマラ・ハリス副大統領。

24日、訪れたのはインディアナ州。黒人の女子学生社交クラブの集会です。

出馬を表明 ハリス副大統領

「ここにいる私たちはある未来を信じている。例えば、誰もが手ごろな価格で医療を受けられる未来。貧困の中で育つ子どもがいない未来。経済が労働者のために働く未来。だからこそ、私たちは500万人以上の学生ローン債務を免除した。もし、あなたや知り合いでその恩恵を受けた人がいるなら、ちゃんと証言してね」

この講演は、ハリス氏が大統領選への出馬を表明する前から決まっていました。

ただ、聴きに集まっているのは人種的少数者、女性、若者と、今まさにハリス副大統領の支持が伸びている層です。

CNNの最新の世論調査では、全体の支持率ではハリス氏の支持率は46%と、トランプ氏の49%を下回っています。

ただ、34歳以下に限ると、ハリス氏が47%と、トランプ氏の43%をリード。

さらに女性有権者だと、ハリス氏50%にトランプ氏45%と、その差はさらに大きくなっています。

ハリス副大統領

「国中で、私たちが苦労して勝ち取ってきた、自由に対する激しい攻撃を目の当たりにしている。例えば、投票の自由。銃の暴力から安全でいられる自由。女性が自分の体について決定でき、政府にあれこれ言われない自由」

新たな対抗馬と争うことになったトランプ前大統領は、激戦州のノースカロライナで支持者集会を開きました。

トランプ前大統領

「新しく倒すべき相手が現れた。うそつきカマラ・ハリスだ、うそつきだ」

共和党全国大会の演説では、なるべく個人攻撃を控え団結を呼びかけていたトランプ前大統領ですが、戦う相手が変わり本領を発揮したようです。

トランプ前大統領

「この11月、アメリカ国民は彼女に告げるだろう。ノーサンキュー、カマラ。ひどい仕事ぶりだった、やったことすべてがひどい。超リベラルで、ここにも、どこにもいて欲しくない。カマラ!君はクビだ!ここから出ていけ!クビだ!」

民主党は、早ければ8月1日にも、ハリス氏を正式に大統領候補に指名すると しています。