ソウルのマンションで飛び降り試みた10代、2時間の説得で救助…キーワードは「お姉さん」「お兄さん」

AI要約

ソウル瑞草(ソチョ)警察署が10代半ばの男子生徒を屋上から自殺を防ぎ、救助した。

生徒が飛び降りようとしたが、警察が危機交渉チームを投入し、説得に成功した。

警察は生徒を救助し、周囲の人々や消防車を使ってやじ馬を排除した。

ソウルのマンションで飛び降り試みた10代、2時間の説得で救助…キーワードは「お姉さん」「お兄さん」

【07月25日 KOREA WAVE】ソウル瑞草(ソチョ)警察署は16日、瑞草区のマンション屋上から飛び降り自殺しようとした10代半ばの男子生徒を説得し、救助することに成功したと明らかにした。

同署によると、15日午後8時半ごろ、生徒の知人から「(男子生徒が)江南(カンナム)のマンション屋上から飛び降りると言っている」と通報があった。

警察は、生徒が知人に送った写真をもとに付近のマンション15棟を捜索し、生徒がいるマンションを特定。マンションの下にエアマット6つを設置し、屋上のドアをこじ開けて午後9時15分ごろ、屋上の手すりの近くにうずくまっている生徒を発見した。

生徒が飛び降りるような動作を繰り返したため、警察は危機交渉チームの男性と女性各1人を現場へ投入。2人は「お姉さん」「お兄さん」などの呼称を用い、生徒が下を見るたびに「お姉さんはここにいるよ」などと注意をそらし、好きな飲み物などについて話し合った。

そして午後11時ごろ、パトカーや消防車の警光灯を消してやじ馬を解散させたうえで、危機交渉チームが「お姉さんが危なくないよう気をつけるから」と説得。生徒を手すりの内側まで来させ、救助した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News