「当選したら娘を補佐官に採用してやる」 5000万ウォン収賄の疑いで共に民主・鄭俊鎬議員を起訴

AI要約

韓国の検察が共に民主党議員を予備選挙での政治資金不正の疑いで起訴した。

議員は広報員に対して金品を提供し、娘を補佐官として採用すると約束していた。

検察は違法な資金提供の実態を明らかにし、厳正な処罰を求めている。

「当選したら娘を補佐官に採用してやる」 5000万ウォン収賄の疑いで共に民主・鄭俊鎬議員を起訴

 韓国の検察が最大野党・共に民主党光州市北区甲選挙区の予備選挙で、「電話広報室を運営し、国会議員に当選したら娘を補佐官として採用してやる」として政治資金を受け取った現職国会議員を起訴した。

 光州地方検察庁公共捜査部(徐栄培〈ソ・ヨンベ〉部長検事)は24日、「共に民主党の鄭俊鎬(チョン・ジュンホ)議員=光州市北区甲選挙区=を公職選挙法および政治資金法違反などの疑いで在宅起訴した」と発表した。また、鄭俊鎬議員が候補者だった当時の選挙事務所所属電話広報チーム長と交流サイト(SNS)担当職員の二人も公職選挙法違反の疑いで在宅起訴した。

 検察によると、鄭俊鎬議員は今年2月ごろ、第22代国会議員選挙前の党内予備選挙の過程で、電話広報員12人が約1万5000件の広報電話をし、広報員2人が約4万件の広報ショートメッセージを送る見返りに、520万ウォン(現在のレートで約58万円、以下同じ)を提供した疑いが持たれている。公職選挙法上、党内選挙運動関係者に金品を提供することはできないが、鄭俊鎬議員は広報員に給与を渡していた。

 鄭俊鎬議員はまた、昨年12月から今年2月にかけて、選挙事務関係者として申告していなかった6人に対し、党内選挙運動の給与として1680万ウォン(約187万円)を支給した疑いでも起訴された。

 検察は捜査過程で、鄭俊鎬議員が昨年7月ごろ、ある建設会社の代表に「国会議員に当選したら、娘を補佐官として採用してやる」と約束した見返りに、政治資金5000万ウォン(約560万円)を受け取ったことも把握している。検察関係者は「鄭俊鎬議員らの罪に対し、それ相応の刑が言い渡されるよう、最善を尽くす」と述べた。

光州広域市=チン・チャンイル記者