パリ五輪閉会まで暫定内閣維持 仏大統領「無秩序回避」

AI要約

フランスのマクロン大統領は、パリ五輪が閉会する8月中旬まで暫定内閣を維持することを表明した。

マクロン氏は、国民議会総選挙の結果により政局が混迷している状況で、無秩序を避けるために内閣を続ける必要があると説明した。

大連立の実現に向けて、マクロン氏は各政党に「妥協」を求めている。

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は23日、無秩序な状態を回避するためだとして、パリ五輪が閉会する8月中旬まで暫定内閣を維持すると正式に表明した。国営テレビ、フランス2とのインタビューで語った。

 マクロン氏は「8月中旬までは五輪に集中しなければならない。無秩序を招くので物事を変えられる状況にない」と説明した。

 6~7月の国民議会(下院)総選挙は、左派連合、マクロン氏の与党連合、極右政党の国民連合(RN)の勢力がほぼ拮抗する三つどもえの結果で、政局が混迷を深めている。

 マクロン氏は24日のインタビューでも大連立実現に向け各勢力に「妥協」を求めた。