「担架は嫌だ」搬送断る トランプ氏、銃撃回顧 米

AI要約

トランプ前大統領がFOXテレビのインタビューで13日の銃撃事件を振り返り、警護官に担架を乗らないと拒否されたことや、聴衆が冷静に対応した様子を説明。

バイデン大統領からの電話やバンス副大統領候補の同席も言及され、事件後の様子が明かされた。

トランプ前大統領の回顧やバイデン大統領との会話が収められたインタビューが行われ、バンス副大統領候補も参加した。

 【ワシントン時事】米共和党のトランプ前大統領(78)は22日に放送されたFOXテレビのインタビューで、13日の演説中に銃撃された瞬間を振り返った。

 トランプ氏に覆いかぶさって保護した警護官は担架で退避させようとしたが、同氏は「担架には乗らない」と拒絶し、言い争いになったという。

 米メディアはこれまでに、退避の際、警護官に「靴を履かせてくれ」と訴えるトランプ氏の音声を報じている。今回のインタビューでトランプ氏は、銃声が響く間、聴衆は逃げ出さずにじっとしていたと説明。「私が拳を突き上げると彼らは喜んだ。彼らは私が安全だと分かった。美しい瞬間だった」と回顧した。

 トランプ氏は事件後にバイデン大統領(81)の電話を受けた。バイデン氏は「右に振り返ったのは幸運だったな」と語ったという。トランプ氏は「良い会話だった」と述べた。

 インタビューには、同党のバンス副大統領候補(39)も同席した。