世界的システム障害、保険会社への影響は限定的=フィッチ

AI要約

米クラウドストライクのソフトウェア更新によるシステム障害が世界的な影響を引き起こし、保険・再保険業界は財務面で大きな影響を回避できる見込み。

保険金申請は50億ドル─100億ドル未満で、元受け保険会社の補償範囲内にとどまる見通し。

リスクに対する再保険や補償で、投資家の懸念が和らぐ可能性がある。

世界的システム障害、保険会社への影響は限定的=フィッチ

[22日 ロイター] - 米サイバーセキュリティー企業クラウドストライクのソフトウエア更新が引き起こした世界的なシステム障害について、フィッチ・レーティングスは22日、世界の保険・再保険業界は財務面で大きな影響を回避できる可能性が高いとの見方を示した。

暫定的な推計では、保険金申請は50億ドル─100億ドル未満となり、元受け保険会社の補償範囲にとどまる見通しという。

この結果は、システム障害に起因する賠償請求や訴訟に対する投資家の懸念を和らげる可能性がある。また元受け保険会社はそのリスクの一部について再保険をかけているとされる。