【シンガポール】6月の東南アジア訪日者、3カ国で過去最高

AI要約

日本政府観光局の統計によると、2024年6月にASEAN主要6カ国から日本を訪れた旅行者数は前年比12%増の29万900人だった。

フィリピン、シンガポール、ベトナムが過去最高を記録し、フィリピンは最も多い6万5,000人を記録した。

シンガポールは直行便数の増加や学校の休暇が貢献し、タイは消費者購買力の低下が響いた。

【シンガポール】6月の東南アジア訪日者、3カ国で過去最高

 日本政府観光局(JNTO)が19日に発表した統計で、2024年6月に東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国から日本を訪れた旅行者数は前年同月比12%増の29万900人(推計値)だった。6カ国の全ての国で前年同月を上回り、フィリピン、シンガポール、ベトナムの3カ国が6月として過去最高を記録した。

 日本を訪れた人の数が最も多かったのはフィリピンで、19.9%増の6万5,000人。航空会社による航空券のセールや祝日などを受け、前月の2位から首位に浮上した。

 2位はシンガポール。7.9%増の5万8,900人で、前月の3位から1ランク上昇した。成田への直行便数の増加や学校の長期休暇があったことが貢献した。

 前月首位だったタイは3位に転落。6.3%増の5万4,600人だった。査証(ビザ)免除措置による中国旅行への人気が高まる中、消費者購買力の低下などが響いた。

 前年同月比で最も伸び率が高かったのは、4位のベトナムで21.9%増の4万7,400人だった。報奨旅行の催行などが寄与した。5位のインドネシアは9.5%増の4万3,000人だった。

 6位のマレーシアは前年同月から横ばいの2万2,000人。前月に続いて主要6カ国中最下位となった。