スペインのパルマデマヨルカで数千人がデモ、マスツーリズムに反発

AI要約

マヨルカ島でマスツーリズムに抗議するデモが行われ、数千人が参加。活動家は観光客の増加が住宅費の上昇につながると主張。

観光地として知られるパルマデマヨルカでは、航空機やクルーズ船の模型を持ち、デモを行いました。

スペイン国家統計局によると、バレアレス諸島を訪れた観光客は1440万人で、観光産業は同諸島のGDPの45%を占める。

スペインのパルマデマヨルカで数千人がデモ、マスツーリズムに反発

Horaci Garcia

[パルマデマヨルカ(スペイン) 21日 ロイター] - スペインのパルマデマヨルカで21日、マスツーリズムに抗議して数千人の活動家がデモを行った。警察は約1万人が参加したとしている。

デモ参加者らは、航空機やクルーズ船の模型を持って観光地として知られるマヨルカ島の中心都市パルマデマヨルカで通りを行進し、「マスツーリズム反対」「プライベートジェットを止めよ」などと書かれたポスターを掲げた。

活動家らは今年に入りバルセロナ、パルマデマヨルカ、マラガ、カナリア諸島などの人気観光地で相次ぎデモを展開。観光客が住宅費を高騰させ住民が市街地に住めなくなっていると訴えている。

スペイン国家統計局(INE)によると、パルマデマヨルカのあるバレアレス諸島を昨年訪れた観光客は1440万人で、カタルーニャに次いで同国2番目の人気観光地となった。

観光産業のロビー団体エクセルトゥールによれば、観光はバレアレス諸島の域内総生産(GDP)の45%を占めている。