バイデン氏、選挙戦撤退を表明 ハリス氏支持

AI要約

ジョー・バイデン米大統領が大統領選からの撤退を表明し、カマラ・ハリス副大統領を支持することを発表した。

バイデン氏は高齢と健康上の懸念から撤退圧力に屈し、大統領職務に専念することを決断した。

ハリス氏はバイデン氏の決断を支持し、トランプ氏に勝利し初の女性大統領になる意向を示した。

バイデン氏、選挙戦撤退を表明 ハリス氏支持

【AFP=時事】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は21日、大統領選からの撤退を表明し、民主党の大統領候補にはカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領を支持した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領とのテレビ討論会での失態から高齢と健康への懸念が強まる中、数週間に及ぶ撤退圧力に屈した形だ。

 バイデン氏は「大統領を務められたことは人生最大の名誉」とし、「再選を目指してきたが、残りの任期は大統領としての職務を全うすることにのみ専念することがわが党と国にとって最善の利益であると信じる」とX(旧ツイッター)で述べた。

 新型コロナウイルス検査で陽性と判定され、デラウェア州の別荘で療養を続けていたバイデン氏は、今週、国民に向けて撤退の決断について説明するとした。

 その上でバイデン氏は、民主党の大統領候補としてハリス氏を「全面的に支持する」とし、「共にトランプ氏を打ち負かす時がきた」と語った。

 ハリス氏はバイデン氏の撤退表明を「私欲のない愛国的な行為」と評価。トランプ氏に勝利し、米国初の女性大統領になる決意を示した。【翻訳編集】 AFPBB News