米、バングラへの渡航中止を勧告 社会不安やテロを懸念

AI要約

米国務省がバングラデシュへの渡航警戒レベルを引き上げ、100人以上の死亡が発生した学生デモと治安部隊の衝突に対処していること。

バングラデシュで学生デモ隊と治安部隊の衝突が続き、政府が外出禁止令を出して軍を配置した状況。

 【ワシントン共同】米国務省は20日、学生のデモ隊と治安部隊の衝突で100人以上が死亡したバングラデシュへの渡航警戒レベルを4段階のうち最も厳しい「渡航中止」(レベル4)に引き上げた。社会不安や犯罪、テロの恐れを懸念している。

 バングラデシュでは、公務員採用の優遇枠をなくすよう求める学生のデモ隊が治安部隊と衝突し、16日以降は連日死者が出ている。政府は20日、全土に外出禁止令を出し、軍を配置した。