撤退要求、民主議員30人超に バイデン氏、コロナは回復傾向

AI要約

米民主党内でバイデン大統領の撤退を求める声が高まっている。上下両院を合わせて計32人の議員が公然と撤退を求めており、バイデン氏は数日内に撤退を決断する可能性があると報じられている。

バイデン氏の家族は、撤退が決定した場合の最善の表明方法について協議を行っており、大統領選やバイデン氏の長年の功績に影響が及ぶことを慎重に考慮している。

一方、バイデン氏は選挙戦を再開する意向を明らかにし、民主党の結集とトランプ前大統領に対する勝利を強調している。バイデン氏は新型コロナウイルスに感染したものの、回復傾向にあり、地元で職務を続けている。

 【ワシントン共同】米民主党のハインリック上院議員やロフグレン下院議員らは19日、バイデン大統領に11月の大統領選から撤退するよう求めた。CNNテレビによると、公然と撤退を求めた同党議員は上下両院を合わせると計32人となった。数日内に撤退を決断する可能性があるとの観測が党内で強まり、包囲網は着実に狭まっている。

 NBCテレビはバイデン氏が撤退を決断した場合、どのように表明するのが最善かについて、バイデン氏の家族が話し合っていると報じた。大統領選や50年以上に及ぶバイデン氏の功績への影響を考慮しているという。

 一方、バイデン氏は19日に発表した声明で「選挙戦を来週再開するのを楽しみにしている」と表明し、選挙戦を続行する意向を示した。民主党が一丸となり、共和党候補のトランプ前大統領に勝利すると強調した。

 ホワイトハウスは19日、新型コロナウイルスに感染したバイデン氏はかすれ声やせきなどの症状が続いているものの、回復傾向にあるとの医師の診断結果を発表した。地元で職務を続けている。