ハリケーン直撃の米フリーポートLNG、積み込み待ちのタンカー増加

AI要約

米テキサス州で上陸したハリケーン「ベリル」により、フリーポートLNGの処理が中止され、港の近くでLNGタンカーが待機する状況が続いている。

フリーポートLNGは暴風による被害を報告し、生産施設の修復が進められているが、再開が遅れている。

同社は一部の施設を週内に再開する予定だが、生産量が減る見込みである。

Marianna Parraga Curtis Williams

[ヒューストン 18日 ロイター] - ハリケーン「ベリル」が8日上陸した米テキサス州では、米国内2位の液化天然ガス(LNG)輸出会社フリーポートLNGが処理を中止して以来、港の近くで積み込みを待つLNGタンカーが6隻と、上陸前の2隻から増えた。18日発表のデータで明らかになった。積み込みは再開しておらず、一部のタンカーの待機日数は10日を超えた。

フリーポートLNGは7日に3つの液化トレイン(生産施設)3基全てを閉鎖。その後、暴風による被害を報告しており、再開が遅れている。

同社は15日、週内に液化トレインの1つで処理を再開し、その後間もなく残り2基も再開するとの見通しを示した。ただ、施設の修復が続く間は生産量が減るとしている。