「堪能な英語力、お母さんのおかげ」ユーチューバー・ソンアさんの母親にも注目する北朝鮮

AI要約

北朝鮮メディアは、幼い頃から優れた英語力を示すソンアさんの母親であるパク・ウンビョルさんに注目している。

パクさんは外交官の産室とされる大学を卒業し、娘に英語を教えることで彼女の英語力を育てた。ソンアさんは英語力を駆使し、数々のコンテストで活躍している。

ソンアさんはYouTubeチャンネルで英語で平壌を紹介し、注目を集めたが、現在は閉鎖されている。今回の記事では、母親の教育法や家門の背景が取り上げられている。

「堪能な英語力、お母さんのおかげ」ユーチューバー・ソンアさんの母親にも注目する北朝鮮

北朝鮮メディアが「北朝鮮のキッズユーチューバー」として知られたソンアさんの母親に注目している。

北朝鮮の英紙「平壌(ピョンヤン)タイムズ」は14日、「堪能な外国語能力を兼ね備えた少女」という見出しの記事で「平壌市初級中学校2年生のイム・ソンアさんが幼い年で優れた英語実力を備えるようになったのは母親のパク・ウンビョルさんのおかげ」とし、パクさんの英語教育法を紹介した。

メディアによると、北朝鮮のエリート外交官の産室とされる平壌外国語大学を卒業したパクさんは、ソンアさんが話し始めた時から英語を教えた。

特に、朝鮮語と英語のアルファベット、単語と発音を同時に教えながら、すべてを英語で表現する習慣を持たせたという。また、毎日娘の会話相手になって英語の駆使能力を高めた。

ソンアさんは英語で書いた日記帳が30冊以上になるなど、英語で感情を表現するために努力してきたが、これもパクさんの教育法によるものだ。

また、ソンアさんが幼稚園と小学生のための英語教育用編集物の制作に参加したのも、パクさんが勧めたためだという。メディアは「関連教育従事者が英語教育編集物の制作のための話者を探している時、パクさんは娘の才能が子供たちの英語教育に少しでも役立ちたいと思った」と話した。

ソンアさんは昨年11月、全国の初級・高級中学校の生徒たちを対象に開かれた外国語会話コンテストでも優勝した。当時、130人を超える中学校2年生が参加した決勝戦で、ソンアさんは唯一の初級1年生だった。

ソンアさんは2022年、英語で平壌のあちこちを紹介するユーチューブチャンネル「Sally Parks」(サリー・パークス)に登場し、流暢な英語力で注目を集めた。チャンネルは国家情報院の要請で韓国国内で接続が遮断され、その後2023年6月グーグルが該当チャンネルを閉鎖した。

最近、宣伝メディア「ネナラ」で約1年ぶりに近況が公開されたが、相次いで英文メディアにも登場した。北朝鮮がこのように特定の子どもを注目するのは非常に珍しいことだが、今回は母親にもスポットライトを当てて目を引く。

一方、ソンアさんは2015年に死亡した「革命第1世代」李乙雪(リ・ウルソル)元帥の孫娘として知られている。金日成(キム・イルソン)主席とともに抗日パルチザン活動をした革命第1世代の家門は北朝鮮で最高特権層に属する。