トランプ氏、党大会で団結訴えへ バイデン政権批判から変更

AI要約

トランプ前大統領は15日開幕の共和党大会で演説を行い、国民の団結を訴える内容にすることを明らかにした。

暗殺未遂事件で大統領選の選挙戦が変わり、バイデン政権を批判する内容から書き換えたと述べた。

銃撃された際に奇跡的に死を免れ、演説を続けたいという強い意志を示した。

 【ワシントン共同】トランプ前米大統領は14日、保守系メディア、ワシントン・エグザミナーなどのインタビューで、15日開幕の共和党大会での演説を国民の団結を訴える内容にすると明らかにした。自身の暗殺未遂事件で大統領選の選挙戦が一変したと述べ「国を一つにするチャンスを与えられた」と説明。バイデン政権を批判する内容から書き換えたという。

 事件後、トランプ氏がインタビューに応じるのは初めてとみられる。

 13日の演説中に銃撃され、右耳を負傷したトランプ氏は「私はここにいるはずではなかった」と語り、演説で使うデータを示すスクリーンを見るため振り返ったことで奇跡的に死を免れたと説明した。「ちょうどいいタイミングで、ちょうどいい分だけ振り返ることができた」とし、一つ間違えば銃弾が頭部を貫通していたと述べた。

 銃撃直後に「演説を続けたかった」とも話した。拳を突き上げたのは聴衆に無事を知らせるためで「世界が見ており、歴史が審判を下すと分かっていた」と強調した。