ミャンマー軍政、邦人男性を起訴 イオンの現地法人幹部

AI要約

ミャンマー軍事政権がコメ価格統制に違反したとして日本企業関係者を起訴。拘束が長期化する可能性が高まっている。

イオンの商品本部長が50~70%上回る価格でコメを販売した疑いで拘束され、在ミャンマー日本大使館も解放を求めている。

ミャンマー情勢の中で外国企業も影響を受けており、日本政府は関係者の早期解放を訴えている。

ミャンマー軍政、邦人男性を起訴 イオンの現地法人幹部

 【ヤンゴン共同】ミャンマー軍事政権は11日、コメの価格統制に違反したなどとして拘束したスーパー最大手イオンの現地法人「イオンオレンジ」商品本部長、笠松洋さん(53)を起訴した。司法筋が明らかにした。笠松さんは6月30日に拘束され、最大都市ヤンゴンの警察署で取り調べを受けていた。

 刑務所に収監される可能性があり、拘束は長期化する恐れが強まった。

 笠松さんは、物価高対策として軍政が定めたコメの統制価格を50~70%上回る価格で販売したとして、ミャンマー人のコメ販売業者ら10人と共に拘束された。在ミャンマー日本大使館は早期解放を求め、丸山市郎大使が7月4日に面会していた。