アルケゴス創業者に有罪評決、巨額損失による破綻事件

AI要約

米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの創業者であるビル・フアン被告と元幹部のパトリック・ハリガン被告が巨額損失事件で有罪判決を受けた。

フアン被告とハリガン被告は投資先の株価をつり上げる目的で資金を不当に確保し、詐欺や相場操縦などの罪状があるとされる。

フアン被告とハリガン被告の量刑は10月28日に言い渡されることが決定された。

アルケゴス創業者に有罪評決、巨額損失による破綻事件

Jody Godoy

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 巨額損失事件を起こして2021年に経営破綻した米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの創業者で詐欺罪などにより起訴されたビル・フアン被告に対して、ニューヨーク・マンハッタンの連邦陪審が10日、11件の罪のうち10件について有罪の評決を下した。

元アルケゴス幹部のパトリック・ハリガン被告は起訴された3件全ての罪で有罪の評決となった。

検察側は、フアン被告とハリガン被告が投資先の株価を不当につり上げる目的で、数十億ドルの資金を確保したとウォール街の銀行にうそをついたなどと指摘。不正利得に関する共謀で1件、詐欺で3件、相場操縦で7件の罪に問われたフアン被告はいずれも無罪を主張していた。

連邦地裁はフアン被告とハリガン被告の量刑を10月28日に言い渡すことを決定した。