人気俳優が大統領撤退要請 重鎮ペロシ氏も再考促す
AI要約
ジョージ・クルーニーさんとペロシ元下院議長がバイデン大統領に対し、11月の選挙で勝てないとして撤退を要請。
クルーニーさんはバイデン氏がトランプ前大統領に勝てないと指摘し、他にも有権者の心を掴める候補も存在すると主張。
バイデン氏の支持が揺らぎつつある中、民主党内で再考の声が出ている。
【ニューヨーク、ワシントン共同】米大統領選を戦い抜く構えの民主党のバイデン大統領（81）に対し、支持者の人気俳優ジョージ・クルーニーさんは10日、バイデン氏では11月の本選で「勝てない」として撤退を要請した。党重鎮のペロシ元下院議長も「時間がなくなってきている」としてバイデン氏に再考を促した。高齢不安は収まらず、混迷が深まっている。
バイデン氏の資金集めの集会を先月に共催したクルーニー氏は、ニューヨーク・タイムズ紙電子版への寄稿で「集会で見たバイデン氏は4年前の姿ではなく、討論会で見た通りの人間だった」と吐露。個別に話した議員の全員が、共和党のトランプ前大統領（78）には勝てないと考えていると明らかにした。
撤退には混乱が伴うと認めながら「民主党には他にも有権者の心を躍らせるような候補がいる」とし、ハリス副大統領や東部メリーランド州のムーア知事などを挙げた。
下院民主党トップを長年務め、バイデン氏とも関係が近いペロシ氏は10日のMSNBCテレビ番組で「大統領次第だ。いかなる決断になっても従う」と述べた。
