ハリケーン「ベリル」、米国に上陸 8人死亡

AI要約

ハリケーン「ベリル」がテキサス州とルイジアナ州で大きな被害をもたらし、計8人が死亡した。ヒューストン市長が火災と落雷による死者を発表し、さらに警察官の犠牲も出た。さらに、倒木や倒れたテントによっても複数の死者が発生した。

トラクターに乗っていた男性やホームレスの男女など、倒木や倒れた構造物による犠牲者が報告されている。また、ルイジアナ州でも民家に木が倒れ、住人が死亡するという悲劇が起きた。

被害が集中したテキサス州とルイジアナ州では、ハリケーンの影響による死者が続出し、各地で多くの被害が報告されている。

(CNN) カリブ海一帯で大きな被害を出したハリケーン「ベリル」が8日、米テキサス州に上陸し、同州とルイジアナ州で少なくとも計8人が死亡した。

テキサス州ヒューストンのウィットマイヤー市長は8日の記者会見で、ハリケーンの影響とみられる落雷で火災が発生し、1人が死亡したと発表。さらに、ヒューストン警察に勤務する1人が亡くなったと述べた。

また同州ハリス郡の保安官事務所は、倒木が民家2棟を直撃し、それぞれ住人の女性(74)と男性(53)が死亡したことを明らかにした。

現地のCNN提携局によると、同州モンゴメリー郡では8日午前11時50分ごろ、トラクターに乗っていた40代の男性が倒木の下敷きになって死亡。その40分後、倒木でつぶれたテントの中で、ホームレスとみられる男女の遺体が発見された。

ルイジアナ州ボージャー郡の地元保安官事務所はフェイスブックに、民家の上に木が倒れ、住んでいた女性1人が亡くなったと投稿した。

現場はテキサス州境の近く。保安官事務所には8日午後、多くの被害が報告されたという。